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歴史座談会20回記念おめでとうございます

山路 信


柳総領事様が歴史座談会を開講されたというニュースを読売新聞の記事で知り特別にお願いして 2回目からエブザーバーとして参加をさせていただきました。

KBSの特別番組「歴史スペシャル」の上映後、出席者の皆様の質問に日本側の歴史研究かのコメントを伺いながら、 柳総領事様の総評とという斬新な形で座談会が開催され、今までの歴史に新しい風を見ることが出来、なおかつ多くの新しい 歴史・史実との出会いがありました。11月に第1回座談会が開講されてまもなく同年12月天皇陛下のお誕生日に 陛下が「桓武天皇の生母高野新笠妃が百済の武寧王の子孫であると(続・日本紀)に記されている、韓国とのゆかりを感じています。」 と発表をされ、座談会参加者全員が心を和ませ陛下のお言葉を歓迎しお誕生日をお祝いしました。

山並みの彼方に故郷百済が 武寧王 若き日の出で立ちはこんなんだったろうか?

そんな時に教科書問題のために韓日の政府間交流が紛糾して民間レベルの交流会も各都市、全地域で中止に追い込まれ、 新聞各社の紙面はあらゆる民間交流会の中止という非常に残念な紙面一色となりました。
ついには駐日大使の召喚という事態にまで追い込まれ、両国交流が危機的状況の中でせっかく立ち上げた歴史座談会も 中止になるのではないかと心配を致しましたが「歴史に暗い者の未来は盲目だ。年表で歴史を語るのではなく、韓日両国の国民が 一人でも多く歴史を通じて理解し交流を深めなくてはいけない。そのためにはまず行動、そして継続をしなくてはならない」という 柳総領事様の熱い思いから座談会が継続されました。
そんな歴史座談会も回を重ねる度に参加者が増えて、ついに20回記念という事で総領事館大会議室での開催に至りました。 この素晴らしい座談会に参加をさせていただき歴史を知ることにより、さらに韓日両国の交流について理解を深めることが出来ました。 また韓国と日本を知る時に両国を代表する財界人であり民団の特別顧問でもあります鄭煥麒先生がご多忙にも係わらずご参加され、 執筆された書籍を参加者全員に贈呈され、また親しくご挨拶をされました事に熱く感動致しました。

この歴史座談会がさらに回を重ねて継続されます事を御祈念申し上げますとともに柳総領事様はじめ総領事館スタッフの皆様の熱意に 感謝を申し上げます。

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