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琿春の通商口】  周辺に分布している港湾  【琿春−ザルビノ−束草貨客陸海連携航路


琿春の周囲には、ナホトカ、ウラジオストク、スラビャンカ、ザルビノ、ポシェトなどのロシアの港湾と、 清津、羅津、先鋒などの北朝鮮の港湾があり、中朝露三国間の通商口ネットワークを形成しています。
琿春は既に五つの国際陸海連携輸送定期航路を開通させており、即ち、 琿春−羅津(北朝鮮)−釜山(韓国)定期コンテナ航路、琿春−ポシェト(ロシア)−秋田(日本)定期コンテナ航路、 琿春−ザルビノ(ロシア)−束草(韓国)陸海貨客連携輸送航路、琿春−ザルビノ(北朝鮮)−新潟(日本)、 及び琿春−ザルビノ−伊予三島(日本)未舗装貨物航路があり、中・朝・露・韓国・日本の五ヶ国を水路で結んでおり、 日本・韓国と北米諸国が中国東北及びユーラシア大陸に通じる最も近くて便利な国際通路と国際貨客陸海連携輸送の 最良の結合点になっています。

琿春周辺港湾分布

周辺の港湾までの距離                                                (単位:km)

琿春通商口から

ポシェト港

ザルビノ港

ウラジオストク港

ナホトカ港

東方港

42

71

170

340

350

圏河通商口から

先鋒港

羅津港

清津港

 

 

36

48

127

 

 

 琿春からロシアや北朝鮮の港を経て韓国の釜山港へは750km、日本の新潟港へは850km。


ナホトカとウラジオストクの海上距離は120kmですが、石油注入港、漁港、商港が含まれており、 毎年貨物2500万トン余りを中継輸送することが出来ます。現在、さらに四つの専業港 (カリウム塩専用港、木材輸出港、穀物港、石油注入港)が建設中です。 新しい港が建設されれば、毎年の貨物回転量は4000万トンまで可能になります。

ウラジオストク港は、ロシア極東地域最大の都市ウラジオストクにあります。商港では、 17の埠頭が全て外国船舶に開放されており、二つの埠頭は大型旅客船を停泊させることが出来ます。 年回転量500万トンの貨物が、ロシア極東地域、東南アジアの各国及び米国西海岸に到達します。

ザルビノ港はロシア・ハサン地区ザルビノ町トロイツァ湾内に位置しており、港湾区域は一年中通航することが出来、 潮の干満差は大きくありません。ザルビノ港は一つの新しい港であり、現在は四つの停泊地があり、 水深は8.5mから10mで1万トンクラスの船舶が停泊可能です。貨物の年間可能取扱量は120万トン。 図們江地域国際合作開発が次第に進むにつれて、ザルビノ港は年間可能取扱量1000万トン以上の コンテナ運輸を中心とした国際貨物港に発展することでしょう。

ポシェト港はロシア・ハサン地区ポシェト町エクスペディチャ湾内にあり、港湾区域自体がはっきりしておらず、 冬にも凍らない天然の避難港です。港には三つの停泊地があり、水深は9.46m、1万トンクラスの船舶を 停泊させることが出来ます。貨物の年間可能取扱量は150万トンですが、コンテナ埠頭と旅客埠頭を拡大して 港の受入能力を1000万トンにする計画です。

ウラジオストク ウラジオストク


清津港は北朝鮮 咸鏡北道 清津市に位置し、東西二つの港に分かれています。二つの港の距離は2.9海里です。 清津港の埠頭全長は2138mで、同時に5000〜10000トンクラスの貨物船13隻を停泊させることが出来ます。 清津港の主な貨物は鉄鉱石、粘結炭、鋼材、食糧と雑貨です。

羅津港は、北朝鮮羅津−先鋒市昌平洞にあり、一つの天然の避難港であり、深水港であり、不凍港でもあります。 1万トンクラス以上の大型貨物船が停泊可能です。羅津港には現在三つの埠頭があり、同時に1万トンクラス の船舶13隻を停泊させることが出来ます。港の貨物の年間可能取扱量は400万トンであり、主要な輸出入貨物としては 化学肥料、木材、石炭、海産物、鋼材のコンテナである。

先鋒港は、北朝鮮羅津−先鋒市官谷洞にあり、一つの油港であり、石油専用停泊地と石油製品埠頭があります。 石油専用停泊地は現在、3236mの送油パイプと浮標施設があり、25万トンクラスの石油タンカーを停泊させることが出来ます。

羅津港 天然の良港−羅津港


このように恵まれた通商口と天然の良港は、琿春の貨物輸出入、輸出入貿易と加工貿易の発展に有利な環境を 提供しています。こうした航路の開通により、韓国・日本・北米への距離が大々的に縮小され、運送原価を大幅に 引き下げました。 推定によれば、琿春からロシアや北朝鮮の港を利用して韓国や日本に貨物を輸送する場合、大連港を通じるよりも 距離を半分に縮めることが出来、運送時間は1/3縮小、運送費用も30%〜40%節約することが出来ます。

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