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延辺大学の1ヶ月短期留学を終えてもう8ヶ月が経ちました。想い出を語れば数多い。
一人で入った食堂で「いらっしゃいませ、どこでもいいですよ(座って)」と声掛けられて (多分そういう意味だと勝手に思っているのだが)、きょとんとしていると「歓迎光臨」と中国語で声掛けられる。 そう、店員は最初に朝鮮語で声掛けてきたわけです。ごく自然にバイリンガルの世界が待ち受けているのが延吉。

延吉は中国では地方都市で決して近代的な都市とは言えません。もちろんデパートや109やルミネばりの 専門店ビルも建てられ近代的な顔を見せてはくれますが(何度もトイレを借りました)、野菜やら雑貨やら 個人が売ってる西市場に行けば古き良き中国を彷彿とさせ楽しさ倍増です。



北京・天津・上海などにも短期留学の大学は数多いけど、延吉の自然なバイリンガルの世界は、私たちの 語学学習の意欲をチクチク刺激してくれる。そして延辺には日本人が少ない。もちろん日本人会もあり、 留学生がお世話になる延辺日中文化交流センターの日本人の方もいるわけですが、北京などに比べれば 比較にならぬ位少ないわけです。ですから、日本人留学生同士で「仲良くならなければ」、日本語はほとんど 使えない。(これもまた語学学習の環境としてはいいことは詳しく述べることもないですね。)

その延吉の街から歩いて15分位の所に延辺大学があるけど、そのキャンパスの広さと緑に落ちつくのは私が 年をとったせいだろうか? いや若者たちにも心安まる場だと思う。



昨夏、短期留学生の中で最初に留学生会館を訪ねると、まだ準備ができていないよう。管理人さんが困ったな という顔しながらも2つの部屋を用意してくれました。そう、私は息子と2人で行ったのです。(この管理人さんに 帰国の時に飲みかけの白酒の瓶を贈るととても喜んでくれ、開栓してない白酒を用意すればよかったなと 悔やんだものです)息子は中国語と朝鮮語の入門講座を受け、私は中国語の初級講座を受けたわけですが、 留学生の誰しも言うことは、どの講座の先生も熱意を持って教えてくれたとのことです。当然といえば当然 ですが、先生とのコミュニケーションがうまくいっていたということでしょう。 

留学生会館の食事も朝鮮食+中国菜をベースに手作りのメニューが用意されます。しかし、僕は大学前の 露天風のお店でチャーハンやら焼きそばの類を3元で買ったことが多かったように思います。「ウォーヤオ我要・・・」と たどたどしい中国語で語ることの楽しさは忘れられません。



さて、振り返るといいことばかりではなかったことも書き加えないといけませんね。まず、中国語の講座について 第1日目は1クラスで開講されたのです。

留学案内には「入門」「初級」の講座があると書かれていたし、留学生の語学レベルは違います。なのに、です。 留学生はここで「声を上げました」。留学課の金さん朴さんに「レベルに応じた講座を」と。その結果2講座と なったのです。「日本の文化」は慮ることや謙譲が美徳とされますが、自分の意見・要求はきちんと「声を上げる」 ということが必要だということです。(これは中国だけではなく多くの国で言えることです)。

次に留学生会館の施設についてですが、日本と比べると見劣りするのは言うまでもありません(3星ホテルには 負けます)。ただ、6時から8時までの間にシャワーはお湯が出ます、ということになっていますが、週に一二回しか 「お湯」は出ません。水ではないのですがお湯でもないのです。若い人にはこれは堪えるかも知れませんね(でも、 ここには紙幅の関係で書けませんが、解決策はあります)。このシャワーの件は昨年の留学生がみな言い残して きたことですから、今年は劇的に改善されているかも知れませんね。

あと数年で定年となる私はまた延辺に行きたいなと心ひそかに思っているところです。



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