行列は、金石城跡の櫓(やぐら)門をスタート。馬上の「対馬藩主」が先導し、きらびやかな民族衣装の通信使の長い列が続いた。正使役は徐賢燮・韓国外交通商部大使、副使役は朴厚相・釜山美術協会書道分科会長、藩主役は清田俊二・県対馬支庁長が扮(ふん)した。地元の中学、高校生ら総勢約200人が約2キロを練り歩いた。
対馬藩主の宗家ぼだい寺「万松院」では「国書交換式」があり、正使と藩主がそれぞれ国書を読み上げて交換。同藩の儒者雨森芳洲の外交理念「誠信の交わり」を確認し、握手を交わした。
【写真】市内を練り歩く朝鮮通信使パレード