毎年10月、市の中心部において繰り広げられる「津まつり」は、約370年前に津藩2代藩主藤堂高次が奨励したことから、津八幡宮の祭礼として始められたもので、以来今日まで津市最大の祭りとして受け継がれています。 この秋には、津まつりの魅力を紹介する展覧会を、三重県立美術館を会場にして開催することとなりました。「津まつり」のみならず、江戸や京都、そして名古屋周辺の祭礼を描いた絵画なども交え、江戸時代のまつり文化を紹介、展示します。 展覧会では、津の祭礼を描いた最も古い絵巻物、ニューヨーク・パブリック・ライブラリー所蔵の「津八幡宮祭礼絵巻」が特別出品、津において初公開されます。 津のまつりって、こんなにも華やかだったのかー。町人文化の粋、津まつりの世界をお楽しみください。
会
期 平成16年9月11日(土)〜10月11日(月・祝)
会
場 三重県立美術館 企画展示室(詳しい地図はコチラ)(36.7KB)
観覧料 前売券 一般 700円 (当日券900円) 高・大学生
500円(当日券700円) 小・中学生 300円(当日券500円)
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主な出品資料
<第1室>
1 祗園祭礼図屏風 六曲一双 京都国立博物館蔵 |
2 江戸天下祭図屏風 六曲一双 京都市・個人蔵 |
12 津八幡宮祭礼絵巻 二巻 ニューヨーク・パブリック・ライブラリー蔵 (スペンサー・コレクション)
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<第2室>
21 津八幡宮祭礼絵巻 一巻 津市蔵 |
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22 伊勢津八幡御祭礼図巻 一巻 佐倉市・国立歴史民俗博物館蔵 |
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24 津八幡宮祭礼絵巻 一巻 津市・個人蔵 |
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23 津八幡神社祭礼絵巻 一巻 津市・石水博物館蔵 |
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<第3室>
32 東照宮祭礼図巻 第五・六巻 名古屋市博物館蔵 |
44 伊勢四日市諏訪明神御祭礼黎物 二巻 四日市市立博物館蔵 |
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38 犬山祭行粧絵巻 一巻 犬山市・個人蔵 犬山市指定文化財 |
45 楼車「三明」欄縁飾金具 二十四箇 上野市・福居町三明会蔵 三重県指定有形民俗文化財 |
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展覧会開催期間中の催し物
◆開会式
と き:9月11日(土)、午前10:00〜
ところ:美術館講堂
◆民俗芸能公演
- 「上野天神祭鬼行列」
と き:9月12日(日)、午後1時30分〜 ところ:美術館エントランスホール
- 「しゃご馬・八幡獅子・入江和歌囃子」
と き:9月20日(月・祝)午後1時30分〜 ところ:美術館エントランスホール
- 「鈴鹿市東玉垣唐人踊・分部町唐人踊」
と き:9月26日(日)午後1時30分〜 ところ:美術館玄関前
◆シンポジウム
「津のまつりの伝統と変遷」 ※聴講無料 と き:9月23日(木・祝) 午後1時30分〜4時30分 ところ:アスト津4階 アストホール 講 師:植木行宣氏(元京都学園大学教授)、久留島浩氏(国立歴史民俗博物館教授) 菅原洋一氏(三重大学助教授)、福原敏男氏(日本女子大学教授)
◆体験教室 参加対象:小・中学生(小学生は保護者同伴)
- 「絵巻をつくろう」(1)
※当日自由参加
と き:9月11日(土)午後1時30分〜 ところ:美術館美術体験室 講 師:あっとワークあそぼうに会員 内 容:横長の巻物を作り、そこに絵を描いて、自分だけの絵巻物をつくる。
- 「絵巻をつくろう」(2) ※当日自由参加
と き:9月12日(日)午後1時30分〜 ところ:美術館美術体験室 内 容:大きな絵巻に思い思いに絵を描いて、みんなでひとつの巻物をつくる。
- 「まつりの面をつくろう」
※当日自由参加
と き:10月3日(日)午後1時30分〜 ところ:美術館美術体験室 講 師:あっとワークあそぼうに会員 内 容:まつりに登場するような面をつくる。
- 「しの笛づくり教室」 ※事前申込制
と き:10月9日(土)@午前9時30分〜 A午後1時30分〜 ところ:美術館美術体験室 講 師:森田正記氏 内 容:まつりにかかせない笛づくりに挑戦 募集人数:午前・午後とも各10人(応募多数の場合は抽選) 申込方法: はがきに、午前・午後のどちらかの希望と、参加者住所・氏名・年齢・性別・電話番号、参加者が小学生の場合は、同伴保護者名を記入の上、市教委文化課宛(〒514-8611 津市西丸之内23-1)へ 申込期限:9月21日(火)必着
◆伝承こま遊び「こまのおっちゃん」 ※当日自由参加 と き:10月10日(日)午後1時30分〜 ところ:美術館野外広場 講 師:藤田由仁(日本こま博物館主宰) <協力:子どもNPOセンター> 内 容:子どもから大人まで、だれでも楽しめるこまの公演と体験
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お問い合わせ
津市教育委員会文化課
〒514−8611 三重県津市西丸之内23番1号 TEL 059−229−3251 FAX 059−229−3332 | |