津まつりの御案内
唐人踊りを一年中で最もじっくり楽しめるのは、津市最大の祭礼「津まつり」です。
現在は毎年10月、体育の日の前々日と前日に開催されています。
日程の御案内
■ 津まつりの起源
寛永9年(1632年)に、時の藩主、2代藤堂高次が八幡神宮を現在の地(以前は津市垂水の山にありました)に移し、
同時に慶長13年(1608年)に津城に入府した藩祖高虎の霊をまつりました。
そして高次は、八幡神宮に社領三百石を与え、各町に祭礼を営むよう命じました。
さらに、3年後の寛永12年(1635年)に藩費を貸し出し、まつりを奨励したことによって盛大になったのが「津まつり」の起源です。
このように、かつての津まつりは津市の南にある八幡神社の祭札として、各町の出し物が隊列をなして練り歩き、
非常に大規模なまつりとして賑わいました。
■ 現在の津まつり
このように「津まつり」は、370有余年の歴史を誇る伝統行事として親しまれ、市内一円でさまざまな催しが行われます。
現在の津まつりは、唐人踊りのほか、古くから伝わる伝統芸能の「しゃご馬」「八幡獅子(やわたじし)」
「入江和歌囃子(いりえわかばやし)」をはじめ、「高虎太鼓」「伊勢津太鼓」などの郷土芸能団体が鍛え上げられた技を披露するほか、
昭和43年から「高虎時代行列」、昭和47年から「市民総おどり」、そして平成11年から「安濃津よさこい」が加わり、
各団体・企業などの協力・参加のもとに、市民上げての大イベントとなってきました。
さらに平成3年度からは、ふるさと創生事業で建造した和船山車「安濃津丸」が登場し、
一日船長に有名タレント・アーティストを招いて乗船していただき、まつりを一層盛り上げています。