第24回 韓日歴史座談会

「任那日本府の真実」

要約紹介

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 平素は、当館に格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、第24回歴史座談会のご案内を申し上げます。 最近、日本古代史の学者が日本にも旧石器時代があったことを証明するため、虚偽の遺物を葬っておいて。 それを発掘されたかのように歴史をいわば歪曲した事件がありました。120年前当時、帝国日本の陸軍の砲兵 少尉酒匂景信が満州の諜報活動中、高句麗の20代長寿王が自分の父広開土王(好太王)の業績を称えるために 建てた好太王碑を発見、その中から古代日本と高句麗、百済、新羅と関係がある碑文の一部を拓本にしました。 内容は、古代日本が海を渡り新羅を滅ぼした後、伽耶地域に軍事統治機関である任那日本府を設置したということでした。 これは大陸侵略の野望を持っていた明治日本に、韓半島(朝鮮)侵略の名分と口実を与えました。
戦後にも末松保和、李進煕等、韓日中の多くの学者によって任那日本府説の碑文解釈の差、赤外線撮影による 石灰変造説等当時の歴史状況と日本の記録等から、任那日本府が軍事統治の支配組織ではなく、当時韓半島の伽耶地域の 安羅国にいた日本の外交使節の集団であることが証明された。 当時、倭は4世紀中盤から6世紀中盤の200年間、日本(倭)府に"大和の御事持"、つまり外交使節を通じて 伽耶で盛んであった文化、鉄器と土器(須恵器)の輸入や技術者の移民誘導などの窓口的役割をさせていました。
韓日は1500年以上の長い交流の歴史がある特殊な関係です。それが明治日本では征韓論に代弁されるhard power、 つまり軍事力を利用した侵略による強制文化交流を謀りました。しかし文化は本来、水の流れのように 高いところから低いところに流れる性格を持っているので、中国の古代文化が韓半島を通じて日本に伝わったという 事実を否定するのは難しいでしょう。文化のsoft powerは物理的で自然なものです。韓日関係も無理な名分を作るために躍起になるより、 事実を事実のまま受け入れ、認識を改めるのが未来志向的考えではないかと思います。
つきましては、第24回歴史座談会は、韓国KBS放送が放映した「任那日本府の真実」を御覧いただきながら、 韓日間の歴史を振り返ってみる時間を設けたいと思います。 また、この度の当座談会記念誌刊行を記念し、座談会終了後に立食パーティーを催すこととなりました。 ご多忙な折恐縮ですが、ぜひともご拝観いただきますようご招待申し上げます。 なお、出欠のご予定を別紙様式にて、12月15日(月)までにFAXにて送信していただければ幸いに存じます。

敬具

駐名古屋大韓民国総領事 柳洲烈

◆とき 2003.12.22(月)17:00(16:30開場)

◆ところ 駐名古屋大韓民国総領事館
〒450-0003 名古屋市中村区名駅南1-19-12

◆内容 17:00     開会【5F講堂】
17:15-18:15 ビデオ上映「任那日本府の真実」(60分)(要約紹介 別添)
18:15-18:45 討論会
18:45    出版記念会及び立食ディナーパーティー 【1Fロビー】
  ※司会進行 当館職員 金河永(キム ハヨン)

  (お問い合わせ)
   駐名古屋大韓民国総領事館 領事 柳聖杰(ュソンゴル)TEL(052)586-9221

以上