第20回 韓日歴史座談会

「百済の武寧王と淳陀太子」

要約紹介

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 平素は、当館に格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、第20回歴史座談会のご案内を申し上げます。
先般、盧武鉉韓国大統領は戦後世代の大統領としては初めて訪日し、韓日は過去より未来志向的になるべきであり、 また韓日が結束し、中国とともに東北アジア時代を開かなければならないと発言しました。
多くの専門家らは、韓日関係は1500年以上の長い歴史において不幸な時期は50年くらいで、 それ以外は仲の良い隣国として平和に暮らしていた、と言います。平成の今上天皇も2001年12月23日、68歳を迎えた誕生日の 記者会見で、「私自身、桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると「続日本紀」に記されているとして、韓国とのゆかりを感じています。」 と、今までタブーとされていた天皇家の血統を明らかにしました。 武寧王は日本の加唐島で生まれ、40年間斯麻として過ごしました。日本で結婚し、子供ももうけたと知られているが、 急死した百済の24代東城王の後を継いで、25代百済国王として即位しました。彼の百済の息子聖明王は、日本に仏教を伝えるなど韓日交流 に力を注ぎました。一方、日本の息子淳陀太子は明確な記録はないが、彼の子孫であると伝えられている高野新笠が、49代光仁天皇の皇后となり、 平安京を開いた桓武天皇の生母として、今に続く天皇家と深い関係があるだろうと推定されています。古代韓日関係において真の意味の架け橋であった 斯麻、つまり武寧王は、未来志向的韓日関係の下支えになっていると考えられる。
韓日関係は過去の歴史にこだわらず、過去と現在の健全な対話を通じて、正しい歴史認識のもとに未来を築いていかなければならないと考えます。
つきましては、第20回歴史座談会は、韓国KBS放送が放映した 「百済の武寧王と淳陀太子」を御覧いただきながら、韓日間の歴史を振り返ってみる時間を設けたいと思います。 尚、次回は第20回を記念いたしまして、パネリストをお迎えしての一般公開シンポジウムとなります。 ご多忙な折恐縮ですが、ぜひともご拝観いただきますようご招待申し上げます。なお、出欠のご予定を別紙様式にて、 7月22日(火)までにFAXにて送信していただければ幸いに存じます。

敬具

駐名古屋大韓民国総領事 柳洲烈

◆とき 2003.7.29(火)17:00(16:30開場)※8月はお休みとさせていただきます。

◆ところ 駐名古屋大韓民国総領事館 5F講堂(100席)
〒450-0003 名古屋市中村区名駅南1-19-12

◆内容 17:00     開会
17:00-18:00 ビデオ上映「百済の武寧王と淳陀太子」(60分)(要約紹介 別添)
18:00-18:30 パネルディスカッション
18:30-    立食ディナーパーティー
  ※司会進行 当館職員 金河永(キム ハヨン)
  ※シンポジウム終了後、20回記念立食ディナーパーティーを
   準備しておりますので、是非ご参加下さい。

以上