第7回 韓日歴史座談会

「秀吉の朝鮮侵攻最後の戦闘図」

要約紹介

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 平素は、当館に格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、第7回歴史座談会のご案内を申し上げます。
1592年、豊臣秀吉の軍隊は、ポルトガル伝来の新武器−火縄銃−で武装し朝鮮を侵攻、 刀・矢の在来武器を用いて戦い、朝鮮軍及び義兵との戦争が連日絶えませんでした。 この戦争は朝鮮の美しい千年の文化財を燃やし、数多くの朝鮮良民から家や農地を奪い食料 さえも絶やさせ、終には飢餓でその命までも奪い去りました。しかし1598年、豊臣秀吉の死によって この意味無き戦争に終止符が打たれます。この7年に及ぶ戦火は、朝鮮半島全体をほぼ 焼野原にしました。隣国間における戦争は、両国民に対して深い傷を負わせるものです。 韓日間の解くべきわだかまり多き歴史を正しく認識し、また、このような歴史を繰り返さぬよう 日々努力している人々が多いですが、彼らは歴史の傷跡を癒すペニシリンのような役割をしていると思います。 既に朝鮮侵攻当時、豊臣秀吉の軍隊将帥の中にペニシリンのような人がいました。 "私は朝鮮の文化と礼に敬慕の念を抱いている"、これは、当時の日本武将、沙也可(韓国名 金忠善)の言葉ですが、 先日の3月20日号の米国時事週刊誌、Newsweekに韓日友好シンボルとして紹介されたものです。
史上初の韓日W杯共催を間近に、アメリカで発見された従軍画を中心に上記の7年戦争の一断面を垣間見ながら、 韓日間における葛藤の歴史を二度と繰り返さぬように過日歴史の傷跡を癒そうという覚悟を心に刻まなければ ならないと思います。

つきましては、第7回歴史座談会は、韓国KBS放送が放映した「朝鮮侵攻最後の戦闘図」を御覧いただきながら、 韓日間歴史を振り返ってみる時間を設けたいと思います。ご多忙な折恐縮ですが、 ぜひともご拝観いただきますようご招待申し上げます。なお、出欠のご予定を別紙様式にて、 5月24日(金)までにFAXくだされば幸いです。

敬具

駐名古屋大韓民国総領事 柳洲烈

◆とき 2002.5.28(火)17:30-19:30
ビデオ上映  17:45-18:45

◆ところ 駐名古屋大韓民国総領事館 会議室2F
〒450-0003 名古屋市中村区名駅南1-19-12

◆内容 1) ビデオ「秀吉の朝鮮侵攻最後の戦闘図」上映(60分)(要約紹介 別添)
2) 討論会(30分〜45分)
  ※司会進行 当館職員 金河永(キム ハヨン)

以上