第6回 韓日歴史座談会

「青銅鏡の秘密」

要約紹介

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 平素は、当館に格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、第6回歴史座談会のご案内を申し上げます。
「桓武天皇の生母が百済武寧王の子孫であると続日本紀に記されていることに韓国とのゆかりを感じています」− これは2001.12.23、明仁天皇がご自身の68歳の御誕生日を迎えて開かれた記者会見で述べられたものですが、 この言葉の中に、私たちは天皇陛下の韓日間の古代歴史に対する正確な認識を窺うことが出来ます。 何故なら、1971年、韓国で百済王国の古墳−天皇陛下の言われた武寧王陵−が偶然に発掘されたのです。 その時の出土品は三千点にのぼるが、その内の青銅製鏡は、100年前の仁徳天皇(古墳)が土砂崩れで偶々 発見された青銅製鏡(米国ボストン博物館に収蔵)にほぼ一致していたからです。
4−5世紀の百済移民者たちは、新開拓地に彼らの国名を付けましたが、日本関西地域の彼方此方に残っている百済という 地名がそれです。これは18世紀に米国新大陸に移住した英国人が郷愁に駆られ、自分たちの居住する地域を "New England"と呼んだのと同じではないかと思います。百済からの移住勢力は新天地に新王国"倭"を建てたことに 関連していると思います。つまり、これが武寧王陵と仁徳天皇陵の青銅鏡が近似していることの秘密を解く鍵になっています。 いつか仁徳天皇陵が正式に発掘されるとしたら、その時は韓日古代史の謎が解明されることでしょう。
つきましては、第6回歴史座談会は、 韓国KBS放送が放映した「青銅鏡の秘密」を御覧いただきながら、 韓日古代史を振り返ってみる時間を設けたいと思います。ご多忙な折恐縮ですが、 ぜひともご拝観いただきますようご招待申し上げます。なお、出欠のご予定を別紙様式にて、 4月19日(金)までにFAXくだされば幸いです。

敬具

駐名古屋大韓民国総領事 柳洲烈

◆とき 2002.4.23(火)17:30-19:30
ビデオ上映  17:45-18:45

◆ところ 駐名古屋大韓民国総領事館 会議室2F
〒450-0003 名古屋市中村区名駅南1-19-12

◆内容 1) ビデオ「青銅鏡の秘密」上映(60分)(要約紹介 別添)
2) 討論会(30分〜45分)
  ※司会進行 当館職員 金河永(キム ハヨン)

以上