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三重 |
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好評の陰に課題浮上
「津なぎさまち」高速船運航初日
中部国際空港の開港に合わせ、津市の「津なぎさまち」港から高速船の運航も始まった。乗客からは「快適」「速い」とおおむね好評で、まずまずの滑り出し。一方、駐車場は昼ごろを中心に混雑が続き、空港島側の待合ロビーでは正午すぎから約一時間、乗客が出入りできない対応が取られるなど、課題も浮かび上がった。 (高橋健一、谷村卓哉)
津市は津なぎさまち周辺に、高速船や施設利p者以外の駐車自粛を求める看板を設置したが、三百七十台収容の無料駐車場は終日混雑した。午後二時前から約一時間、市職員らが出入り口に立ち、見学者の車五十台以上の駐車を断った。
市港湾・海上アクセス課は客足が伸びるのが確実な土・日曜日も見学者の駐車を規制する方針という。高速船利用者にも「できるだけ、バスなど公共交通機関を利用してほしい」と呼び掛けている。
空港島側の待合室でも混乱があった。午後一時発の津市行きの便がないため、発券業務の必要がない正午すぎから午後一時まで、待合室の出入り口にかぎがかけられ、乗客が自由に出入りできなくなった。職員の休憩のためという。この時間帯には待合室を利用しようとしたが入れず、仕方なく空港ターミナルに戻る乗客が相次いだ。
運航会社「津エアポートライン」によると、待合室カウンター内に間仕切りがなく、終日開放すると職員の休憩が取れないという。実際は待合室を閉めたことが裏目に出て問い合わせが絶えず、十分休めなかったよう。同社は「状況が整うまでの一時的な措置。できるだけ早く終日開放したい」と話している。
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