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高速船で買い物いかが 津〜新空港
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津市と空港島を結ぶ高速船 「フェニックス」 =愛知県常滑市の常滑港で | 中部国際空港との間を結ぶ高速船を、津市が想定する旅行や通勤以外にも利用しようという動きが出ている。社団法人「中勢地域中小企業勤労者福祉サービスセンター」(津市)は20日、高速船を運営する「津エアポートライン」と団体割引チケットの利用について協議を始めた。センターの会員が空港島とその周辺で買い物や観光ができるようにするのが狙い。来年1月末までに契約を結びたい考えだ。
市の想定では現在、高速船の利用見込み客に、買い物客は含まれていない。旅客と通勤客が1日当たり計約千人とだけ見込む。だが、空港島には展望風呂や有名飲食店が立地するほか、県内では手に入りにくいブランドバッグの販売店などもあり、雑貨も手に入る。約70店を数える空港島の魅力について、センターの担当者は「常滑市の観光もでき、店も充実している。名古屋にない魅力もある。高速船は買い物など色々と使ってもらえるはず」と話す。
高速船は空港島との片道約40分、一般料金1890円を想定。電車では津駅から名古屋駅まで近鉄線特急で50分、1850円となっている。
センターは5千人を超える会員に対し、個人で高速船を利用しても団体割引額が使えるようにしたい考えだ。割引が適応されれば、一般1710円で利用できる。
津市も利用客拡大に知恵を絞っている。担当者は「利用増につながるなら、民間の動きも歓迎したい」と話す。
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(12/21) |
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