2004/04/18
   全国初「海の道の駅」 / 実現向け団体設立 津贄崎海上アクセス [ホーム]     [戻る]

【全国で初めての試みとなる海の道の駅構想について話す伊藤達雄氏=津市上浜町の三重大で】

【津】都市環境のあるべき姿を多面的に調査研究する市民団体「都市環境ゼミナール」(会長・伊藤達雄三重大名誉教授)は十七日、津市上浜町の三重大で、講演会「津贄崎海上アクセス基地の課題と将来」を開き、伊藤会長が「全国初『海の道の駅』の提案」と題して講演。伊藤会長は「中部国際空港までの航路を海の道路と考えれば、アクセス港は海の中の道の駅。それは国も認めるところ。市民の熱意で実現させたい」などと語った。

 伊藤会長は「浮桟橋とターミナル、駐車場があるだけのアクセス港では、単なる船着き場で終わる。人が来たくなるような場所であるべき」「国土交通省の事業として海につくる道の駅『海の道の駅』と認められれば、施設や環境整備に弾みがつく。対岸の常滑市と連携しながら構想を進めたい」と強調。国や津市などと意見交換し、国から「制度的に可能」、市から「常滑市と行政レベルでも積極的に交流を図る」と、得た文書などを披露した。 <つづく>


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