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三重 |
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松阪市予算案、造船費計上見送り
中部国際空港への海上アクセス
来年二月に開港する中部国際空港(愛知県常滑沖)への海上アクセス実現を目指す松阪市は、二〇〇四年度当初予算案に、港湾計画の変更などに必要な経費約一千六百万円を盛り込んだ。しかし、造船費の計上は見送られ、開港前の就航は厳しい情勢となった。
松阪市は、物流港の松阪港の一部を、旅客運航可能な人流港に変更する港湾計画の変更をめぐって、県との調整を続けている。
計画変更には、国土交通省令が定める小型船舶が接岸可能な波の穏やかさ(静穏度)について、人流港としての安全基準を満たす必要がある。調査の結果、基準を満たすエリアは見つかっているが、接岸地点の選定をめぐって県との調整が続いているという。
下村猛市長は「造船に一年はかかるといい、昨年末から厳しい状況が続いているが、不退転の決意で実現に向け努力したい」と語った。 (山内 悠記子)
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