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三重 |
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空港海上アクセス3回目公募
1社が申込後に撤回
四日市市が二〇〇五年二月の開港までの事業化を断念した中部国際空港(愛知県常滑市沖)の海上アクセスについて、九月二十六日に締め切られた三回目の事業者公募に、市内の海運業者一社が申込書を提出したが、締め切り直前に取り下げていたことが分かった。 (関口 威人)
この業者は、八月二十九日に開かれた市の募集説明会に出席。九月から事業化の計画を立て始めた。
締め切り二日前の二十四日に公募要項を満たした申込書を市に提出したが、業者側は「計画が詰めきれていない」として保留を求め、市も正式に受け付けていなかった。結局、締め切り当日に、業者自らが申込書を撤回した。
この海運業者の社長は中日新聞の取材に対し、「時間がなかったため、採算性を確保する計画が詰められなかった。今後も、港の活性化のためにアクセスは必要だと思うが、市民の盛り上がりがなくてはやれない」と話した。
市は、締め切り後の記者会見などで「問い合わせや相談は複数あった」と説明していたが、申込書の提出があったことは明かしていなかった。
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