2003/06/10
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【海上アクセス運航事業に関する協定書調印式=津市役所で】

【津】中部国際空港への海上アクセス運航事業に絡み、津市と両備運輸(岡山市、小嶋光信社長)は九日、津市役所で、運航事業に関する協定書に調印した。この調印に伴い同事業の運航事業者として同社が正式に決定した。

 調印式は近藤康雄市長と小嶋社長が全八条の協定書に署名、押印。固い握手を交わした。

 協定は津市贄崎地区に建設されるアクセス港の運航事業の名称を「津エアポートライン」とし、同社が十年以上継続運航。事業が赤字決算となった場合、市が補てんせず、市が同社に二隻の連絡船を貸す。同社が市内に運航会社を設立し、両者とも船建造や施設整備の際、バリアフリーを推進することなどを示している。

 近藤市長は「中部国際空港を都市型の空港にするためには、海上アクセスが必要になる。その事業を進めるため、すべての条件がそろっているのは津であり、県の玄関口になるべきだと考えている。両備運輸はプロの目で分析し『やろう』と判断した事業。それでも気を引き締め、努力を惜しまず進めていきたい」と述べた。

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