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三重 |
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集客催事、8割知らず
津商議所が大学生に調査
津商工会議所は、大学生がなぜ、地元商店街へ足を運ばないかを分析する「津市中心市街地に関する調査」を初めて行った。「活気がない」「若者受けするものが少ない」といった厳しい意見が相次いだほか、商店街が集客のために企画するイベントは、どれも八割の大学生が知らないという現状が浮き彫りになった。
調査は津市内の三重大、県立看護大、三重短大、高田短大の四校の学生が対象。昨年十月中旬から同十一月上旬にかけて調査票を約二百部ずつ配布し、計二百十八人から有効回答を得た。
大学生がよく行く地域は、通学で普段から利用する津駅前が71・6%で最多。大門・立町が9・3%、新町が7・7%と続き、津市役所に近い地区までわざわざ足を運ぶ大学生は少なかった。フリーマーケットや夜店、市場といったイベントの認知度は低く、立町の「まねき市」と大門の「五十市」は95%以上の大学生が知らないと答えた。
津商工会議所は「魅力的な店が少ないのがネック。情報発信もうまくいっていない。今回の調査結果が活性化の方策を見いだすきっかけになれば」としている。
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