【津】津市の第三セクターまちづくり津夢時風(鯉江盈社長)は十三日、津藤堂藩の津城を中心とした市中心部の歴史遺産などを紹介する観光地図を作成した。A2判の両面カラー印刷。市内の各観光施設や公民館などで無料配布する。
地図は「『津の町歴史文化再発見―歴史遺産と旧町名碑』マップ」。津夢時風の公募で集まった市民有志が「津の街歴史文化再発見の会」を組織し、昨年六月から今年二月まで、調査研究し、編集した。総事業費三十六万円。
内容は市内中心部に設置された旧町名の碑石七十五カ所の場所と名前の由来を解説し、津城をはじめ藤堂藩ゆかりの屋敷や寺院、堀、街道など二十一カ所を紹介している。裏面では、「藤堂藩政下の津の町」と題して漢文年間(一六六一―七三年)までの津城周辺の地図を色濃く描き、現在の地図と重ね合わせた。
問い合わせは、津市商業活性化室=電話059(229)3169=まで。
(吉 田)