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三重 |
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郷土芸能資料館「大門 館」がオープン
津市
津市の大門大通り商店街の大型家具店跡を活用した郷土芸能資料館「大門 館(やかた)」が十四日オープンし、しゃご馬やジャズライブなどのイベントが開かれた。「津の伝統芸能の保存と、商店街活性化を狙いたい」と同商店街振興組合は期待している。
空き店舗活用は八月、市が同組合に提案。商店街の活性化などにつながると組合も賛同し、七年前に閉店後、倉庫として使われていた家具店の空き店舗を所有者から安く借り受けた。
元家具店は一、二階とも三百六十三平方メートルで、商店街では面積が最大。先月末、約八百万円かけて改修した。費用の約九割は国と県、市の補助金。
完成した「大門 館」の一階は、津郷土芸能連絡協議会に加盟する各保存会が、練習や衣装・太鼓などの用具展示などに活用。保存会が使用しないときは、室内スポーツや音楽活動など、一般にも有料で開放する。二階では、一月から県内の民間非営利団体(NPO)団体がパソコン教室を開催する予定。
オープニングセレモニーには、近藤康雄津市長ら約四十人が出席。テープカットの後、津しゃご馬保存会による伝統芸能やジャズライブなどが繰り広げられた。祝賀もち二百人分も配られ、親子連れなどでにぎわった。
問い合わせは、同組合事務局=電059(223)0090=へ。
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