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三重 |
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『まちづくり基本構想』完成
策定委、津市長に最終案提出
津市など中勢地区の合併後の姿を描いた「まちづくり基本構想」最終案が完成し、策定委員会委員長の渡辺悌爾三重大教授が十三日、津市役所を訪れ近藤康雄市長に提出した。構想は新市建設計画の土台となる内容で、渡辺教授は「住民の生の声が入った基本構想をしっかり活用してほしい」と要望した。
構想では、住民の能力を活用する手づくりのまちを提案。行政には住民参画の実現に向けた十分な情報公開▽各種サービスの拡充を図るための行財政効率化▽地方分権に備えた職員の政策立案能力の向上−などを求めている。
まちの基本的な方向性としては、環境や文化、福祉といったソフト面を重視。民間非営利団体(NPO)や企業、行政の連携・協働で基本的な方向性の実現を目指すこととした。
渡辺教授は「委員は熱心に議論した。構想を参考にいいまちをつくってほしい」と強調。近藤市長は「来年一月からの法定合併協議会で生かしたい」と答えた。
委員は津市、久居市、安芸郡、三雲町を除く一志郡の計十一市町村から公募で選ばれた三十人と渡辺教授ら学識経験者二人の計三十二人。七月から議論を重ねて今回の基本構想を作成した。
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