|
三重 |
|
存続を正式表明
津都ホテル
撤退が懸念されていた津都ホテル(津市)について、津市の近藤康雄市長は十日の市議会本会議で「(津市出資の第三セクターの)津センターパレスを筆頭株主にしたホテル経営会社を設立し、津都ホテルを存続させていきたい」などと、ホテルの営業を継続させる方針を正式表明した。年内にホテルの親会社である近鉄(本社大阪市)や地元の財界関係者と、出資比率などを最終決定したい考え。
岩本勝氏(新政会)の一般質問に答えた。近藤市長は「津センターパレスと近鉄側、地元企業などで新会社をつくって、近鉄側に営業を委託する。資本金は一億円程度で、近鉄側に30%程度出資してもらい、地元企業や商工会議所の協力も得たい」と答弁した。
経営が苦しい第三セクターからの出資を決めた理由は「多くの皆さんから、存続への要望をいただいた。まちの将来や中心市街地の活性化を考えると、何とかして存続させたいという考えに至った」と説明。「地元企業からも出資などで意気込みをいただかなくてはいけない」と支援を要請した。
さらに「赤字しか見込めない状況では、存続は無理。大幅なコスト削減や増収策の強化が必要」などと話した。
ご質問・お問い合わせ - 著作権について - リンクについてCopyright
(C) 1995-2002,The Chunichi Shimbun, All Rights
Reserved. 本ページ内に掲載の記事・写真などの一切の無断転載を禁じます |