津・dream plan"フェニックス"

詳細

基本コンセプト

新空港との循環ネットワークの形成
ふれあいと憩いの"場"を育む海岸のまちづくり
ふるいまちなみと調和する水辺の文化都市づくり


海に開かれた新しい街づくり

既定の市計画を尊重し、贄崎海岸に港湾・埠頭・マリーナを整備。
漁港は現状のまま活かし、周辺部にホテル・市場・集合住宅などを整備。
岩田川沿いは思い切ってリニューアルし、水路と一体となった高級住宅地を配し、
津のシンボル空間として整備。


特徴・ポイント

海岸部は市計画に準じ、具体化している海上アクセスターミナル 第一期計画、乙部海岸の護岸整備へのバリアフリーの導入計画を優先的に配置。
漁港は現状維持のまま。周辺にとれとれ市場、シーフードレストラン や海洋博物館・フィッシャーマンズハウジング(集合住宅)を配置。
岩田川緑水軸とし、水辺の快適空間としてレガッタやカヌーなどが楽しめ、沿岸からも見物 出来る護岸整備を行う。
岩田川沿いの主な施設は、ホテル、プチホテル、漕艇コース、リバーウォーク、リバーサイド住宅、 テラスハウス(庭付き集合住宅)、水上マーケットなど。
特徴的なのは、津市の港の玄関口として、既存のマリーナと新マリーナを結ぶハーバーブリッジを 整備(「つ」の文字のブリッジ)。
市の中心部の活性化策として、観音寺から分部町へと連なる地域を「歴史のまちゾーン」 として整備。



番号をクリックすると各地区の詳細説明が表示されます。



ウェブ作成者の感想

コストを度外視しているとはいえ、現状のインフラを極力活用しつつ利便性と憩いを追求した、 いわば「究極の理想像」ではないかと思います。

これを本当に実現するとすれば、おそらく三重県の予算全てを注ぎ込んでも 簡単には出来ないことでしょう。 ですからこの構想を「絵空事」「絵に描いた餅」「無駄な作業」と 笑ったり批判したりするのは簡単です。

しかし考えてみると、これまで誰も示せなかった「津のグランドデザイン」を 初めて具体的かつ誰にでも判りやすい形で提示したという意味で、非常に画期的なことではないでしょうか? 細かい点については諸説ありましょうが、全体として見ても多くの人々に受け入れられる 理想像が描かれていると思います。 どんな案であれ、叩き台として、当然に予算の制限と妥協点を見出しつつ、 またその土地の細かい利害関係や法的な問題を一つ一つクリアして 行かなければなりません。その叩き台の一つに充分なり得る構想だと思います。

最終的な現実の姿としてはこの構想と似ても似つかぬ姿になる 可能性も多分にあるわけですが、まずは初めて判りやすい形でグランドデザインの「案」を示した、 地域活性化委員会の皆様に深く敬意を表します。