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三重 |
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「藤堂高虎」大河ドラマ化を
津、上野で署名が10万人突破
郷土ゆかりの武将・藤堂高虎を主人公にしたNHK大河ドラマの実現を目指す住民らの署名が、約十カ月間で目標の十万人を突破した。居城があった津、上野市の市民や、北川正恭知事、津市の近藤康雄市長らは十九日に上京し、NHKの海老沢勝二会長へこの署名を提出し、ドラマ化を強く働き掛ける。
署名集めは津市周辺の高虎ファンら約二十人でつくるNHK大河ドラマ「藤堂高虎」を誘致する会(丹羽友三郎会長)が今年一月ごろから開始。署名は藤堂家が治めていた津市や安芸郡のほか、生誕地の滋賀県甲良町にも拡大した。
さらに、上野市にも「誘致する会」が結成されて、活発な活動を展開。十三日までに津市が約五万人、安芸郡が約一万五千人、上野市が約二万人など、計十万千九百四十七人の署名が集まった。
九月に上野市で開かれた第三回高虎サミットでは、高虎ゆかりの市町村が集結。関係自治体が団結して実現へ向けて取り組むと宣言した。署名活動は今後も続けられ、二〇〇四年に第四回高虎サミットを開く愛媛県今治市や、高虎が造営した東照宮のある栃木県日光市へも広げる方針だ。
同会は「実現すれば、まちの活性化にもつながり、経済効果も大きい。今後も草の根の運動を続けたい」としている。
藤堂高虎は江戸時代に伊勢、伊賀の国を統治。築城の名手として知られ、外様大名ながら徳川幕府に取り立てられた。
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