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三重 |
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熱込めて唐人踊り披露
鈴鹿で保存会が五穀豊穣願う
ユーモラスな唐人踊りを披露する保存会員=鈴鹿市東玉垣町で |
鈴鹿市東玉垣町の牛頭天王社で2日、春祭りがあり、市無形民俗文化財に指定されている唐人踊りが同社周辺の東安寺など5カ所で披露された。
ラッパやドラを手にした唐人衣装にユーモラスな表情の仮面姿の保存会員が、笛や太鼓のおはやしに合わせておどけたしぐさで踊り、訪れた人たちを楽しませた。
この地域に唐人踊りがいつごろ伝えられたのかは明らかではないが、40年ほど前から復活し、保存会が伝承している。
唐人踊りは五穀豊穣(ほうじょう)を願うもので、田植えのポーズや朝鮮語の田植え歌が九州地方の方言を含めて伝わったとされる。保存会顧問の和田佐喜男さん(75)は「唐人踊りは津市や岡山県瀬戸内市など3カ所だけで伝えられる貴重な民俗文化。保存会員は2月から練習に励み、力強く熱のこもった踊りを披露してくれました」と喜んでいた。 (野呂 真聡)
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