江戸時代に朝鮮通信使が立ち寄り、海上交通の要衝として栄えた島、呉市下蒲刈町で十六日、歴史絵巻を再現した「朝鮮通信使再現行列」があった。
朝鮮王朝の旗手、軍官、楽人などにふんした住民ら約二百二十人が市下蒲刈支所を出発。がん木や石畳など風情あふれる町並み約一・二キロを練り歩いた。韓国・大邱市の心印高の生徒二十三人も招かれ、伝統的な行進曲を披露した。
到着した下蒲刈中では、「正使」役でみこしに乗った駐広島韓国総領事館の金辰植領事と蘭島文化振興財団の竹内弘之理事長が、日韓国交正常化四十周年を迎えてさらに友好を深める「国書」を交換した。
【写真説明】通信使伝統の行進曲披露
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