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江戸時代にも韓流ブーム?

瑞浪の保々さん方で漢詩の「板刻」発見

 瑞浪市大湫町の保々和男さん(56)方で、江戸時代の朝鮮通信使が書き残した漢詩を、板に刻んだ「板刻」が見つかった。名古屋市の研究家グループが確認したもので、当時の通信使の来日が、現在の“韓流ブーム”ほどの話題だったこと示す実例ともいえそう。(遠藤 康訓)

 板刻は縦37センチ、横64センチで、厚さ2・5センチのヒノキ製。白い文字でくっきりと七言律詩が彫られており、韓国・慶尚北道礼泉郡の風景を詠んでいるという。

 筆者は六代目の通信使とみられ、明暦元(1655)年に四代将軍家綱の就任を祝って来日。京都の南禅寺や静岡の清見寺などに遺墨が残っている。

 保々家は、大湫宿の脇陣屋(大名らの定宿)を代々務めた家系で、現在も約260年前に建てられた屋敷が保存されている。板刻は18世紀以降に日本人の手で作られたとみられる。

 東海地方朝鮮通信使研究会代表の貫井正之さん(67)=名古屋外国語大講師=によると「正使(通信使の代表)の作品内容が残る例は珍しく、朝鮮国内の風景が詠まれているのはまれ」という。

 通信使一行は当時、異国の衣装や献上品を見られる機会として庶民に人気があり、行列の様子が郷土芸能などに残っている地方も。

 貫井さんは「東海道から遠く離れた中山道の宿場町に板刻が残っているのは、通信使の来日が全国的に話題となっていた証拠」と話している。

  <朝鮮通信使>  主に、江戸時代に李氏朝鮮から派遣された国使を指す。慶長12(1607)年から文化8(1811)年までの計12回、将軍の代替わりや世継ぎの誕生などを祝って来日。対馬から瀬戸内海を渡り、東海道を通った。





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