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三重 |
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唐人踊り、周辺を巡り披露
鈴鹿、牛頭天王社で春祭り
ユーモラスなしぐさで披露された唐人踊り=鈴鹿市東玉垣町で |
鈴鹿市東玉垣町の牛頭天王社で三日、春祭りがあった。東海農政局の「東海美の里百選」に認定され、市無形民俗文化財にも指定されている唐人踊りが、同社周辺の東安寺など五カ所を巡って異国情緒を漂わせながらユーモラスに披露された。
太鼓や笛のはやしに合わせて、ラッパやドラなどを手にした唐人服、仮面姿の中学生三人が、おどけたようなしぐさで踊り、訪れた人たちを楽しませた。
唐人踊りがいつごろ伝えられたのかは不明だが、三十八年ほど前、獅子舞とともに復活。保存会が伝承している。保存会元会長の和田佐喜男さん(74)は「唐人踊りが残っているのは津市など国内では三カ所しかなく、貴重なものです」と話す。
踊りの歌詞は、朝鮮語の田植え歌が九州の方言を含めて伝わったとされ、五穀豊穣(ほうじょう)の願いが込められている。
同地域の唐人踊りは今年二月に東海農政局から、国民共通の財産として継承されているとして「東海美の里百選」に認定された。
(野呂 真聡)
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