異国情緒たっぷり「朝鮮通信使」 御津で再現パレード
2004/11/08

 江戸時代に日本を訪れた「朝鮮通信使」を再現したパレードが七日、寄港地の一つだった兵庫県揖保郡御津町室津であった。朝鮮の伝統的衣装をまとった男女が、太鼓やドラの音に合わせて、古い町家が並ぶ石畳を歩いた。

 朝鮮通信使は、江戸幕府の将軍交代時など、計十二回にわたり派遣された。数百人規模の大使節団で、対馬から瀬戸内海を経て、東海道を江戸へ向かい、日本の文化人らとの交流もあったという。

 通信使にふんしたのは、室津の一つ手前の寄港地、岡山県瀬戸内市牛窓町の住民ら約九十人。通信使と同様に、船で室津港へ上陸し、韓国領事館の外交官らも加わって、異国情緒たっぷりのパレードを盛り上げた。

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