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三重 |
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唐人踊り披露
鈴鹿・牛頭天王社の春祭り
ユーモラスな唐人踊りを披露する関係者=鈴鹿市東玉垣町で |
鈴鹿市東玉垣町の牛頭天王社の春祭りが四日あり、市無形民俗文化財に指定されている唐人踊りが同社周辺の東安寺、青龍寺など五カ所を巡って披露された。
異国情緒たっぷりの唐人服、唐人帽子、仮面姿の三人がラッパやドラなどを手に登場した。
太鼓や笛おはやしに合わせてユーモラスにおどけたしぐさをして飛び跳ね、参拝者らを楽しませた。
唐人踊りがいつごろ伝えられたのは分かっていないが、歌詞は大部分が朝鮮語の田植え歌とされ、五穀豊穣(ほうじょう)や雨ごいの願いも込められているという。津市の唐人踊りと同じく、朝鮮通信使との関係があるとされる。
祭りでは、獅子舞や唐人踊りが奉納され、参拝者は家内安全や無病息災などを願っていた。
(野呂 真聡)
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