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三重 |
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笑い誘う「唐人踊り」披露も
鈴鹿で牛頭天王社春祭り
鈴鹿市東玉垣町の牛頭天王社の春祭りが六日あり、市無形民俗文化財の「唐人踊り」がユーモラスに披露された。
練り行列が同神社を出発し、東安寺など町内の五カ所で、唐人踊りや獅子舞が奉納された。
唐人服、唐人帽姿で仮面をかぶった地元の三人が、ラッパ、どら、うちわを持って登場。はやしに合わせて愉快に飛び跳ね、おどけたしぐさで笑いを誘った。異国情緒あふれる演技で観衆を魅了した。
踊りが伝わった経緯ははっきりしないが、江戸中期から伝承され、歌詞は田植え歌の趣が強いという。唐人踊りは全国的にも珍しく、津市の唐人踊りと同じく朝鮮通信使と関係があるらしい。
唐人踊り保存会顧問の和田佐喜男さん(72)方では、関係資料も公開された。
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