東備版 山陽新聞地域版ニュース
(2003年2月20日掲載)


キムチ特産品に 白菜やアミ 消費拡大狙い
牛窓町栄養委員作り方学ぶ
漬けたて試食 歯応え好評

 牛窓町特産の白菜、アミと、江戸時代の朝鮮半島からの外交使節団・朝鮮通信使の寄港地だった歴史を生かして特産品を作ろうと、同町栄養委員が十八日、同町牛窓の町総合福祉センターでキムチ作りを学んだ。

 地元の山海の幸を地元で消費する「地産地消」を図りながら、日本のエーゲ海として多くの観光客が訪れる牛窓の特産品にしようと、行政、民間の観光関連業者らで組織する同町観光振興協議会が企画した。

 朝鮮通信使行列で知られるエーゲ海フェスに参加した経験がある岡山市の鄭采蓮さんを講師に、町栄養委員と町栄養士の十三人が参加。前日に塩漬け、水抜きしておいた白菜百五十キロを水切りして、葉の間に韓国産のトウガラシ、アミ、すりゴマ、ニンニクなどを練ったものを丁寧に塗り込んでいった。

 鄭さんは「あまりつけ過ぎないように」とアドバイス。漬けたてを全員で試食すると、シャキシャキした歯応えが好評を集めた。鄭さんは「熟成させれば、もっとうまみが出てくる」と話していた。

 漬けたキムチは栄養委員らが住民に試食してもらうなどして声を聞き、改良を加えていく。

 同町産業課は「地元の反応を見ながら白菜などの消費拡大につなげ、将来的には特産品化を目指したい」としている。


【写真説明】特産品化を目指してキムチ作りを学ぶ町栄養委員ら




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