雨に負けず 津まつり開幕 11会場、催し多彩

2010年10月10日 伊勢新聞


【掛け声とともに祭りを盛り上げるよさこいチーム=津市大門のフェニックス通り会場で】
 
【津】津市の秋を彩る「津まつり」が九日、同市中央の裁判所前などで始まった。
十日までの二日間の日程で津市大門のフェニックス通り、西丸之内のお城西公園など
十一会場でさまざまな催しが繰り広げられる。

 初日のこの日は、あいにくの雨のため、分部町唐人踊りやしゃご馬など郷土芸能
などの予定変更や市民総踊り、高虎太鼓など一部のイベントを中止した。

 津まつりは約三百七十年前、第二代藩主の藤堂高次公が垂水(当時、千歳山)の
八幡宮を現在の場所に移し、津市の総氏神と定め、奉仕のため八幡町が新設された。
毎年例祭が開かれるように高次公が寄付し、藩によって奨励、保護されたため、
各町は競って趣向を凝らし盛大に行われるようになった。平成三年に和船山車が登場、
平成十年によさこいソーランが加わり、最大級の祭りとなった。

 フェニックス通りの会場では雨にもかかわらず、よさこいで観客を楽しませた。
最終日は東京ディズニーリゾートからミッキーとミニーと仲間たちのパレード、
スペシャルショー、飯田圭織さんが船長を務める和船山車安濃津丸の大パレードを
予定している(雨天の場合は変更もある)。 


唐人さんの家