伊勢新聞

【津八幡宮での唐人踊りの奉納＝津市八幡町で】

【津】津市最大の祭典「津まつり」（同実行委員会主催）は十日、市中心部で十一日までの二日間の日程で開幕した。呼び物の和船山車「安濃津丸」のパレードは十一日午前十時十八分、裁判所前会場を出発。タレントの水野裕子さんが一日船長を務める。

　十日は同まつり発祥地である同市八幡町の津八幡宮で、江戸時代の朝鮮通信使をまねたとされる県指定無形民俗文化財の分部町唐人踊りやしゃご馬など郷土芸能の演舞を奉納し、幕を開けた。

　津まつりは藤堂藩の二代藩主高次が、八幡神社を現在の地へ移転するとともに各町に祭礼を営むよう命じて始まった。平成三年に全長十三メートル、幅四･五メートルで日本最大級の安濃津丸を制作。十一年には「安濃津よさこい」が加わり、にぎわいが増すようになった。