まだまだ新春気分 伊勢・おかげ横丁で催し
2009年1月11日(中日新聞)

正月のにぎわいが続く伊勢市の伊勢神宮内宮に近いおかげ横丁では3連休初日の10日、
さまざまな催しが繰り広げられ、観光客を楽しませた。 (久下悠一郎)


津の保存会が披露した唐人踊り=伊勢市のおかげ横丁で
 
○…津市からは分部町唐人踊り保存会が招かれ、太鼓櫓(やぐら)などで360年の伝統を
誇る踊りを実演。朝鮮通信使の行列をまねたとされ、県無形民俗文化財に指定されている。

子どもから大人まで16人が赤や黄色の華やかな衣装姿で、太鼓やラッパ、笛の音を響かせて行進。
両手の人さし指を天に向けて跳ね回る軽快な踊りに拍手がわいた。

○…同横丁で活動する「神恩太鼓」のメンバーは、商売繁盛を祈願する「十日戎(えびす)」にちなんだ
練り歩きや自慢の演奏を披露した。

メンバーの1人がお札や鈴などの縁起物で飾ったササを掲げ、えびすさんが描かれたお札を配布。
受け取った人はシャンシャンと鈴が鳴るササの下でこうべを垂れた。