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三重 |
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【中勢】
写真に見る「唐人踊り」
津で戦前〜最近の42点展示
戦前から最近までの唐人踊りの様子を伝える写真展=津市新町のプラザ洞津で |
津まつりで披露される伝統芸能「唐人踊り」の戦前から最近までの様子を伝える写真展が、津市新町のプラザ洞津で開かれている。28日まで。
唐人踊りは、異国的な面と衣装を身に着けた数人が、面白いしぐさで踊ったり、笛やかねを鳴らしたりする。約370年前に始まり、現在は毎年10月の津まつりなどで披露される。県の無形民俗文化財にも指定されている。
津市東丸之内の「分部町唐人踊り保存会」が戦前から保存してきた写真や、写真家の故山路きよさんが戦後に撮ったものなど42点を展示した。
戦前の写真は、1929年に撮影された踊り手の集合写真など。面や衣装は戦火で焼けてしまったものもあり、現在とは違う表情や街の様子も伝えている。訪れたお年寄りたちは「懐かしいね」などと話しながら、見入っていた。
(大島康介)
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