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三重 |
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ご神木が津に到着
太鼓、唐人踊りで「お木曳き」盛り上げ
「ヒノキのいい香りがした」「つるつるして、きれいだった」。伊勢神宮式年遷宮で用いられる外宮用のご神木が九日、津市入り。樹齢三百年のご神木を一目見ようと、多くの人が「お木曳(ひ)き」を見守った。 (紙山直泰、川合道子)
お木曳きは市中心部の国道23号で行われた。八百人の曳き手のほか、津商工会議所青年部の和太鼓や唐人踊りなども加わり、盛り上げた。
午後二時の出発前から多くの見物客が沿道に集まり、歩道にござを敷いて待つ人も。会社の同僚と駆けつけた馬場宏美さん(34)は「勤務先のちょうど前を通るので、記念になると思って見に来ました」と携帯カメラでパシャリ。
ご神木を載せたトラックを追いかけ、荷台の横に取り付けられた「さい銭箱」に硬貨を投げ入れ、手を合わせる姿も見られた。
生まれたばかりの長女を抱っこし、間近で見た津市の主婦藤川陽子さん(31)は「ご神木からこんなにヒノキのいい香りがするとは思わなかった」。門山貴子さん(40)は「ご神木には触れないけど、つるつるしてきれい」と話し、綱を握らせてもらって記念撮影もした。
お木曳きに初めて参加した同市の山戸良子さん(65)は「二十年に一度なので参加できてありがたい。ご利益がいただけるといいですね」と笑顔だった。
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