2004/9/26
   名月背に伝統の舞/津・阿漕浦海岸で「迎月の宴」 [ホーム]     [戻る]

【写真は幽玄の美を舞う長田驍さん=津市の阿漕浦海岸で】

 【津】伊勢の国阿漕が浦迎月の宴実行委員会(久米宏毅委員長)は二十五日、津市の阿漕浦海岸で「第九回迎月の宴」を開き、かがり火が燃える砂浜に設けた舞台で、中秋の名月を背に舞踊や、津奈乃会の琴と尺八の演奏、唐人踊り、勇壮な高虎太鼓などを繰り広げた。

 喜多流・長田驍能楽師と長袖会は「能・阿漕」を演じ、高度な芸能美で幽玄と雅の世界を再現した。

 芭蕉生誕三百六十年に合わせ、津市立育生小学校(西村淑子校長)の児童が童謡を合唱し、「芭蕉さんをしのぶ」のテーマで、六年生二十人が自作の俳句を吟詠した。

 県、津市、各教育委員会後援。

 およそ千五百人(主催者発表)が砂浜や堤防上に集まり、盛んに拍手をしていた。   <つづく>


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