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三重 |
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開幕告げ獅子舞
県立美術館で「まつり・祭・津まつり」展
ニューヨークから“里帰り”した津八幡宮祭礼絵巻を見学する観覧者たち=津市の県立美術館で |
津まつりをはじめ、祭りに関する江戸時代の絵画など約七十点を紹介する「まつり・祭・津まつり」展(中日新聞社など後援)が十一日、津市大谷町の県立美術館で開幕した。十月十一日まで。(谷村卓哉)
同館講堂で開会式があり、主催者を代表して近藤康雄津市長が「昔の津の平和な祭りが描かれた絵巻が展示されている。市民にこのような世界に浸ってもらい、津をもっと好きになってほしい」とあいさつ。地元の津民芸保存会が獅子舞、津しゃご馬保存会がしゃご馬踊りを披露した。
企画展示室では、さっそく米ニューヨークから“里帰り”した話題の「津八幡宮祭礼絵巻」に人だかりができ、感心した様子で見入っていた。津しゃご馬保存会の新堂由香里さん(24)は「地元の地名やしゃご馬が描かれていて驚いた。今、保存会で当時のしゃご馬を復元しており、十月の津まつりに登場するのでぜひ見てほしい」と話していた。
このほか、各地の祭礼に関する屏風(びょうぶ)や絵巻物を展示。ほとんどが江戸時代の作品だが、保存状態は良く、祭りの様子がいきいきと表現されている。現在の祭り道具、子どもの創作唐人面も展示され、盛りだくさんの内容だ。会期中はさまざまな関連行事もあり、十二日は午後一時三十分から上野市天神祭鬼行列が披露される。
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