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三重 |
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肖像画や絵巻公開
市内の資料館が「津まつり」特別展
十二、十三日に津市中心部で開かれる「津まつり」を盛り上げようと、津市大門の津観音(恵日山観音寺)の資料館や津市東丸之内の分部町唐人踊り資料館が、まつりにちなんだ肖像画や絵巻を公開する特別展を企画した。両館とも「津まつりと合わせ、貴重な史料を見てほしい」と呼び掛けている。
津観音では十一月三十日まで、室町−江戸時代に作られた肖像画の掛け軸や、郷土の焼き物計二十点を公開。地元の武将・藤堂高虎の祈願寺であったために代々伝来した高虎の肖像画や、徳川家康、豊臣秀吉の肖像画がずらり。津まつり期間中を含む十二−十四日には入館者に抹茶も振る舞われる。
唐人踊り資料館は十−十四日の五日間、江戸時代の唐人踊りのお面と、津まつりの起源となる祭礼を描いた「津八幡神社祭礼絵巻」を石水博物館から借り受けて展示。いずれも戦災で焼け残った貴重な史料で、絵巻には唐人踊りの一行や山車、みこしなどが描かれ、当時の祭礼の様子をうかがえる。衣装を着たり、ラッパや太鼓を吹いたりする唐人体験もできる。
入館料はともに中学生以下無料。高校生以上は石水博物館(津市丸之内)を含めた三館共通の場合。八百円。
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