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三重 |
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津・阿漕浦で「迎月の宴」
うっとり幽玄の世界
中秋の名月を楽しむ催しが各地で開かれ、津市の阿漕浦海岸では二十一日「伊勢の国阿漕が浦迎月の宴」が催された。幻想的な薪能などが繰り広げられる中、集まった約二千人から拍手や歓声が上がった。
海岸の清掃活動などをするボランティアグループ「阿漕浦友の会」(久米宏毅会長)らが主催した。大自然の中で芸能美を鑑賞し、環境保全の大切さを訴えようと開き、今回で七回目になる。
心地よい波の音が続く中、舞台上では、地元の民芸保存会らが琴や唐人踊りを披露。その後、地元ゆかりの能「阿漕」を能楽師の長田驍さんらが舞った。観客らは、海岸に敷かれたござの上に座りながら、幻想的な世界に酔いしれた。
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