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三重 |
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津八幡神社祭礼絵巻を展示
津の石水博物館
津まつりの起源となる祭礼を描いた絵巻などを公開した展示=津市の石水博物館で |
恒例の津まつり(十月)に先駆け、起源となる祭りを描いた「津八幡神社祭礼絵巻」などの貴重な史料を公開した常設展が、津市丸之内の石水博物館で開かれている。月曜休館で九月二十九日まで。高校生以上は入館料三百円。
津八幡神社は、現在の津八幡宮(津市八幡町藤方)。祭礼絵巻は江戸末期の制作とされ、長さ約二十五メートル。淡い色彩で長い行列が詳細に描かれている。唐人踊りやさまざまな山車、みこしなどからにぎわう当時の祭礼の様子がうかがえる。
また、常設展では郷土の伝統芸能である唐人踊りのお面、津市出身の国学者谷川士清が書いた日本初の五十音順の国語辞典「和訓栞(わくんのしおり)」などを公開。川喜田半泥子の茶わんと書画を含め、約二十五点が展示された。
江戸時代に作られた唐人踊りのお面は、戦災を逃れた祭りの数少ない史料として価値が高く、来場者はお面の表情をじっくりと観察していた。
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