ハイパーコンセプション株式会社
2006年9月にジャスダック市場に株式を上場した「ハイパーコンセプション株式会社」
(証券コード3054)2006年12月期の事業報告書に掲載された社長インタビューを転載します。
ユーザーニーズを実現していくことで更なる成長を続けてまいります。
取締役社長 関根俊一
Q コンピュータの市場環境や御社の販売状況について---
コンピュータ販売の市場は、ここ数年約1兆5,000億円で推移しています。その内、約半分
の8,000億円程度が法人需要と言われています。当社は、電機メーカーやディストリビュータ
から商品を仕入れ、約5,500社の法人顧客にコンピュータや周辺機器、サプライ品を販売し、
更に設置やLAN構築、コンテンツ制作などのサービスを提供する事業を営んでいます。2006年
12月期はウィンドウズビスタにOSが切り替わる直前で、個人ユーザーの買い控えなどがあり、
市場全体の販売が前年をやや割り込みましたが、企業ニーズについては業績向上や雇用増に
より当社のコンピュータ販売も堅調に推移しました。
業績については、売上高101億99百万円、経常利益3億9百万円、当期純利益2億1百万円と増収
・増益となりました。
Q 御社のコンピュータ販売の特長について----
コンピュータ需要というのは、個人と法人では大きく異なります。個人ですとゲームや動画
編集など100人の顧客がいれば、100通りのスペックを求めてきます。一方、法人ではワード
や表計算、会社の基幹システムが作動すれば、それで十分な面もあります。一般に法人向販売
というとメーカー系列の販社や大手ディストリビュータが中心と思われがちですが、彼らの
主要ビジネスは、大手企業が3年から5年毎に行う1,000台程度の大型リプレース需要です。
しかし、法人需要はそれだけではなく、リプレースする間でも組織変更、事務所移転などに
より5〜10台程度の需要は毎日のように発生しています。その小規模な随時需要に対して、
タイムリーに対応していくのが当社のビジネスです。大口一括案件ではないので、競合との
過激なディスカウント競争に巻き込まれることもなく、適正な価格で販売し、適正な利益を
確保しています。
Q ビジネスにおける強みについて----
販売先の法人顧客に対しては、何よりも提案力が重要です。当社は、5,500社の法人のお客様
に対して業種や規模などを見極め、需要に合った最適なスペックの機種をピンポイントで提案
することができます。営業スタッフがメールやファックスで日々、お客様に情報を配信し、
コミュニケーションを深めることで需要期を逃さず、即納体制で対応しています。法人にとっ
ては、ある程度の無理を聞いてくれる、融通の利く仕入先から買いたいという願望があります。
また、販売後の設置、LAN構築、メンテナンス、ヘルプデスクなどもトータルでサポートして
いますので、顧客の信頼感も獲得しています。ジャスダック市場に上場したことで更に安心感
が浸透してきています。一方で、仕入先のメーカーやディストリビュータに対しては、顧客の
需要動向をタイムリーに伝えることで、市場が求めるスペックを互いに協議しています。
メーカーやディストリビュータが持つ様々な在庫の中から、5,500社の企業が求めるスペックを
集約することで、毎月大量に仕入れ、適正な価格で、完売していくことで、仕入先の信頼感も
得ています。このように、メーカー、ディストリビュータと法人顧客の中間にポジショニング
することで双方の需要を見極め、両者のニーズを高いレベルで実現することで、皆様に喜んで
いただくことが、当社のミッションなのです。
Q 新規事業や技術サポートの取り組みについて----
当社の営業スタッフがお客様とのコミュニケーション活動の中から、組織変更や事務所移転など
の情報が日々入りますので、そのタイミングに合わせて、専門部署に情報を継ぎ、専門の担当者
がお客様にオフィスレイアウトや電気工事、LAN構築から家具販売までパッケージングして提案
しています。設置後には、アスクルの事務用品販売やホームページ制作、映像制作などセールス
プロモーション用のデジタルコンテンツなどを提案しています。この事業においては、同業他社
のもあり、利益率が高いのが特長となっています。技術スタッフやヘルプデスクについては、
当社がほとんどのメーカーを扱うマルチベンダーである特性から、問題解決能力が幅広く、
お客様の信頼感も高まっています。
Q 中長期的な目標と取り組み-----
当社の最大の資産は人材ですから、優秀な人材の育成には注力しています。株式を上場したことで、
社会的にも注目されるなか、社員の礼儀教育の徹底によりコンプライアンスを向上すると共に情報
管理の強化、業務改善による経営効率化の推進、透明性の高い経営体質の構築により、ステーク
ホルダーの皆様からの信頼を獲得することで、企業価値を向上させていきます。利益配分につき
ましては、業績に対応した株主への還元を基本方針として、企業体質強化や将来の発展を勘案し
内部留保を充実させていきます。当期末の配当は6,100円とさせていただきました。中長期的な
目標としては、地域戦略や業種戦略を踏まえ年間1,000社程度、新規法人顧客を増加させること
によるコンピュータ販売で売上拡大を図り、既存顧客に対する取引拡大策として、オフィスレイ
アウトやLAN構築、アスクル、デジタルコンテンツなどの事業の比率を高めていくことで顧客単価
を向上し、収益力を高めていきます。
●ハイパーコンセプション株式会社
〒101-0021
東京都千代田区外神田一丁目11番5号
TEL 03-5295-3671(代表)
URL http://www.hyperpc.co.jp
売上高 101億99百万円
経常利益 3億9百万円
当期純利益 2億1百万円
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