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四物ノリ(サムルノリ) 四物ノリは韓国の伝統的な農民の音楽である風物(農楽)で使われる楽器の内、4種類の主要楽器であるクェンガリ(銅鼓)、チン(銅鑼)、杖鼓(チャンゴ、鼓の一種)、太鼓で編成される音楽のことだ。四物ノリ演奏は、アンジュン(座った)班とソン(立った)班に分けられる。 アンジュン班は演奏者全員が座ったまま演奏し、ソン班は全員立って象毛(帽子の先についた飾り)を回したり、踊ったりしながら演奏する。 このような四物ノリは演奏が始まると、まず最初に故事徳談がおこなわれるが、これは演奏者の中の一人が長短(拍子)に合わせてソリ(歌)をするもので、ソリの内容には観客全員の長寿と福を祈る意味が込められている。故事徳談が終わり、本格的な演奏が始まると、最初はゆっくり、そして徐々に速くなり、段々と速度を増して行く。4種類の異なる楽器がそれぞれの音を出し合い、まるで神の音のようなめり張りのある 正確な和音で数十におよび曲が演奏される。楽器は韓国の代表的な打楽器で、民俗音楽や巫俗音楽のほとんど全てに使われる。皮製の太鼓と杖鼓は他の音を、金属製のクェンガリやチンは天の音を出し、ここに天と地を結びつける人の音が加わって、天地人が作り出す一つのソり(音)が出され |

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風物(プンムル) 農楽(ノンアク)ともいう風物は、庶民たちの音楽で、踊りと歌、そして演劇が一つとなった総合的な野外公演芸術である。風物は豊作や豊漁などを祈願する時だけでなく、町の人々の団結を図り、互いの協調と同族意識を高める機能がある。 風物の流れは大きく4つに分かれ、カラク(旋律)もそれぞれ異なり、地方ごとの特色がよく現われている。嶺東地方(江原道)カラクは無愛想な感じなのに対して嶺南地方(慶尚道)は力強く、それでいて繊細で軽快である。また京機、忠清地方のカラクは技巧を凝らしたり、カラクの変化が多く、湖南地方(全羅道)のカラクは左道と右道に分かれており、左道のカラクは楽しく軽快で踊りの動作が強調される反面、右道カラクは男性的でめり張りがある。 さらに風物は秋の刈り入れが終わってから、町の人々がみんな集まって料理や酒を囲んで行われる場合もある。また、春の田植えの時に農作業をしながら豊作を祈願して行ったり、時には年中行事として行われたりもする。 風物にはクェンガリ(銅鼓)、チャンゴ(杖鼓。鼓の一種)、チン(銅鑼)、太鼓、そして小鼓と太平簫(チャルメラ)などの楽器が使用される。銅製の大きな鉦(かね)であるチンと小さな鉦であるクェンガリの音、そして皮製のチャンゴと太鼓の音、これら打楽器で作り出される音色は絶妙に調和する。人数はおよそ20〜30人で構成され、全ての演奏者は紙で作った花笠をかぶり、風物隊の先頭には農者天下之大本也(農業は天下の根本である)と書かれた旗が揚げられる。 また風物は町の広場や共同会場から始まり、家々を次々と訪ねるが、この時に町の人々は料理やお酒、あるいは穀物やお金を出し合う。このようにして集まったお金などは町のために使われる。 |