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【東北工程】現場に近寄ることすらできない高句麗古墳調査団

韓国政府が今年5月、中国と北朝鮮の国境地域の水没地で発見された高句麗古墳2300基余りなどについて、中国と共同調査を 行うため研究員を派遣したが、中国側の非協力的な態度により接近すらままならなかったことが明らかになった。この古墳群は 現在までに確認されたすべての高句麗古墳の20%に達する規模だ。

このような事実は教育人的資源部が13日、ハンナラ党の金陽秀(キム・ヤンス)議員に提出した「韓中次官会議後続措置現況」によって確認された。

「措置現況」によれば、教育人的資源部は今年5月、高句麗研究財団から「中国吉林省白山市三道溝鎮雲峰ダムの水没地において、 高句麗のものとみられる古墳2300基余りと石積みの城跡が発掘された」という報告を受けた。この報告を受け、教育人的資源部は 同月北京で開かれた「韓中教育次官会議」の際、該当の遺跡地に対する共同調査と視察の受け入れを要請した。

しかし、2カ月が過ぎたにもかかわらず、中国側から公式の回答は返ってこなかった。そこで、教育人的資源部では7月28日から30日 にかけて、民間レベルでの調査を行うため中国現地に高句麗研究財団研究員を派遣したが、中国側の非協力的な態度により現場に接近することすらできなかったという。

(朝鮮日報) - 09月17日17時02分更新



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