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【東北工程】「朝鮮族学者を前面に押し出したのは衝撃的」

韓国の学者らは中国延吉で開かれた今回の学術会議について、「この時期に“東北工程”の主要研究者らが会議を開いたと いうことは、東北工程が予定通りの政治的手順を踏んでいるということを示すものだ」という反応を見せた。

高句麗研究会の徐吉洙(ソ・ギルス)理事長は「東北工程が単なる学術次元の問題ではなく、すでに実用化、一般化の段階を経て、 自国民教育の段階に入った敏感な政治的問題であることを端的に示している」と語った。

また、徐理事長は「今までは主に自らの主張を展開することに力を注いでいたが、現在では韓国の対応について、細心の注意を払って 分析していることに注目しなければならない」と指摘した。

又石大の趙法種(チョ・ボプチョン)教授は「中国国粋主義の最高峰と呼び得る耿鉄華、劉子敏、李徳山など、“東北工程”の 核心人物らが今回集まったという点と、東北工程の論理強化に朝鮮族出身の研究者らを前面に押し出したという点はかなり衝撃的なことだ」と語った。

また、趙教授は「東北工程の目的が、歴史を通じた中国東北地域の政治的安定にあるということを(中国は)あらわにしている。 既に朝鮮族の研究者らを中国の国益に沿うようにしたことにより、その目的を一部達成している」と語った。

(朝鮮日報) - 09月17日17時01分更新



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