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【白頭山】中国社会科学院教授「歴史上ずっと中国領」

中国社会科学院の「東北工程」研究課題に取り組んでいる教授が、「白頭山(中国名・長白山)は歴史上ずっと中国領土だった」と 主張する研究論文を完成させた。来月出版されるこの論文は、「東北工程」研究課題の一つで、中国政府が御用学者を動員し白頭山の 領有権を主張する理論作業を行ってきたことを示すものだ。

中国・長春にある東北師範大学史学科の劉厚生教授は、最近書き上げた「長白山の歴史上の帰属問題に関する研究」という論文で、 「長白山は中国古代人類を育てた搖りかご」と主張している。劉教授は論文で、「広義の長白山領域は現在の北朝鮮北部の東海(日本 名・日本海)までつながり、韓半島(朝鮮半島)全面積の約2倍に当たる40万平方キロメートルに達する」としている。この領域で中国 の地方政権だった箕子朝鮮・高句麗・渤海などが栄え、滅んだというのだ。

劉教授は「周と秦の時代以来、長白山一帯はずっと中国王朝の行政管轄下にあった」と、韓半島の歴史が周の管轄国として始まったと 主張する。そして「白頭山は1962年に中国と北朝鮮の間で結ばれた国境条約により北朝鮮と分割することになったが、主峰と天池(頂上 にある池)は今でも中国に属する」と書いている。

(朝鮮日報) - 09月12日16時50分更新



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