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新しい中国歴史教科書、韓国関連内容を全て削除

中国吉林省の延辺朝鮮族自治区の学生が学ぶハングル版の歴史教科書『世界歴史』のうち、 高句麗史をはじめ韓国の前近代史の内容が完全に削除されていたことが明らかになった。

削除されたのは今年9月の新学期からで、昨年8月に中国外交部がインターネット・ホームページで、 1948年以前の韓国史をすべて削除したのと同様の措置だ。

最近、中国を訪問した柳基洪(ユ・ギフン)議員(ヨルリン・ウリ党)は10日、「延辺教育出版社の新しい 中学校教科書『世界歴史』で、三国時代から朝鮮時代までの韓国史の部分(今までの教科書では2 ページ分)をすべて削除したことを確認した」とし、同教科書を公開した。

このような行動は、高句麗史の歪曲内容を教科書に収録しないという8月の韓中間「5か項の口頭了 解」の基本精神に反するもので、高句麗を『世界史』ではなく『中国史』に組み込んだ教科書を出版 するため、事前に布石を打って出たものと解される。

『世界歴史』は2003年に発行された人民教育出版社の『世界歴史』を翻訳した本で、中国語版は 中国全域で採択率が50〜60%に達する主流教科書。

中国語版では2003年からすでに韓国に関する部分を削除していたという。

(朝鮮日報) - 10月11日10時48分更新



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