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「高句麗古墳」南北共同調査へ

南北分断後初めて、北朝鮮域内の高句麗古墳を南北の学者が共同で学術調査することになった。

 高句麗研究財団(理事長、金ジョンベ)は7日、南北の学者が今年中に 平壌近郊の高句麗古墳を共同調査する ことで北朝鮮側と合意したことを発表した。

 キム・ジョンベ高句麗財団理事長は「先月24日と25日、ウラジオ ストックで北朝鮮・社会科学院と共催した『高句麗の歴史と文化』南北共同学術会議で、このように合意した」と明らかにし た。

 社会科学院は北朝鮮の最高学術機関であり、キム理事長は「共同調査の具体的な日程と調査対象の古墳は、 この先協議して決める予定」と話した。

 高句麗史に関するこのような南北協力は、中国の集安一帯の高句麗遺跡 をユネスコの世界文化遺産に登録し、高句麗史を中国の辺境史として編入しようとする「東北工程」推進など歴史歪曲に共同 で対処するためのものと受けとめられる。

 キム理事長は、「今回の会議の閉会の辞で北朝鮮のホ・ジョンホ朝鮮 歴史学学会委員長は、高句麗と渤海の歴史を朝鮮の歴史から切り離そうとする主張は深刻な歴史歪曲であると批判した。 今後、南北が中国の歴史歪曲に共同対応していく方針」と明らかにした。

イ・ハンス記者

(朝鮮日報) - 3月07日19時47分更新



社団法人 高句麗研究会