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北朝鮮が高句麗壁画公開 世界遺産に登録後初

江西中墓に描かれた神獣の朱雀=平壌近郊(共同)

 北朝鮮で初めて国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産(文化遺産)に 登録された「高句麗古墳群」の代表的壁画古墳を共同通信社の特別取材団が 10月末から約1週間、現地で単独取材し、貴重な写真、ビデオ映像を収録した。 北朝鮮側によると、世界遺産登録後、外国メディアに特別公開したのは共同通信が初めて。 北朝鮮の文化分野での開放姿勢を示している。

 次回6カ国協議開催の見通しが立たず、日本人拉致問題で日朝国交正常化の行方も不透明な中、 北朝鮮が9日からの第3回日朝実務者協議を前に取材団を受け入れたのは、 日朝関係改善を進めたい意欲をあらためて示したともいえる。

 取材団は早乙女雅博・東大助教授(朝鮮考古学)を含め記者、カメラマンら計7人。 北朝鮮が一度にこれだけの規模の取材を認めたのは珍しいという。

(共同通信) - 11月10日18時42分更新



社団法人 高句麗研究会