貞孝公主墓を見れば、「皇上におかれては照会を終えて大変悲しまれ、
就寝もなさらず歌舞も中止なさった。葬礼儀式は官に命じて準備するようにされた。(皇上 罷朝興慟 避寢馳懸
喪事之儀 命官備矣)」という文句がある。ここで「皇上」とは、自国の皇帝を指す言葉であるため、一般諸侯国家では使えない言葉である。
一方、碑文に「公主は我らの大興寶歴孝感 金輪聖法大王の4番目の姫である(公主者 我大興寶歴孝感金輪聖法大王之第四女也)」
として、文王の縁故である大興寶歴とともに「聖法大王」という再興の尊称を使っている。貞恵公主墓にも「公主者 我大興寶歴孝感 □□□法大王之第二女也」
という、同じ内容が記録されている。
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